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ヒト幹細胞はリスクがある?副作用や危険性について

category: ヒト幹細胞

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ヒト幹細胞はリスクがある?副作用や危険性について

ヒト幹細胞は、今注目を集めているエイジングケア成分です。しかし、ネットで調べていると「ヒト幹細胞は危険」「効果が無い」などの情報も出てきます。

この記事では、ヒト幹細胞にどのような効果が期待できるのか、リスクは本当にあるのかを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

幹細胞は危険なの?

幹細胞は、エイジングケアや再生医療での効果が期待されています。再生医療の世界では、その多くは治験レベルではありますが、医療機関で幹細胞を使った治療が行なわれており、脳梗塞や肝硬変、変形性関節症、脊髄損傷などの患者さんへ光明を見出し始めています。

しかし、その一方で幹細胞に対するリスクや危険性に関する噂や情報記事も多くあるのも事実です。「ヒト幹細胞コスメでがんになる」という噂も耳にしたことがある方もいるかもしれません。

現実問題として幹細胞にリスクが無いと言い切ることはできません。しかし、現在実際に行なわれている医療においてはがん化のリスクは低いとされ、専門知識を持った人が管理するのであれば、危険性は低いといえるでしょう。

また、幹細胞コスメに含まれているのは幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養したときの培養液から抽出した成分です。幹細胞培養液が提供される際には、厚生労働省が定めている基準に則って精製されているため、危険性がほとんど無いとされています。

なお、リスクは、幹細胞の種類や使用方法によって変わるので、使う場合は幹細胞の効果や安全性をよく理解してから選びましょう。

幹細胞とは

人間の身体には、細胞が寿命を迎えたりダメージを受けたりするとそれに代わる新しい細胞を再生・補充し、それらが絶えず入れ替わるシステムが備わっています。こうした、失ったら補充する、という能力を持つ細胞が「幹細胞」です。

幹細胞と定義されるには、以下の2つの能力が細胞に備わっている必要があります。

1つ目は自分とは異なる細胞に変化する能力です(分化能)。そして2つ目は、自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂する能力(自己複製能)です。

この2つの特殊な能力によって、新しい細胞が生まれたり組織を修復したりしています。

最近では、幹細胞の性質を利用して怪我や病気を治す「再生医療」での新しい治療法の研究も進められています。

ヒト幹細胞とは

ヒト幹細胞とは、人の細胞から採取した幹細胞のことです。

人間の細胞の表面には、一定の形をしたレセプター(かぎ穴)があります。一般的に、そのレセプターと、それに合致するリガンド(かぎ)が結びつくことで、細胞は活性化します。ヒト幹細胞には、リガンド(かぎ)の成分が豊富に含まれていることから、細胞を活性化する効果がより高く期待できるでしょう。

近年、ヒト幹細胞配合のスキンケアコスメも増えており、化粧品にはヒト幹細胞培養液が配合されている種類もあります。培養液とは、ヒト幹細胞を培養したあとの液体のことです。ヒト幹細胞培養液には、幹細胞から分泌されたさまざまな有用成分が含まれています。

ヒト幹細胞によるリスク

ヒト幹細胞にはさまざまな使用方法があり、それぞれにリスクがあります。使用方法の代表例は、ヒト幹細胞コスメ・エステサロン・美容クリニックでのケアです。ここでは、ケアの方法ごとに起こりうるリスクを解説します。

ヒト幹細胞コスメのリスク

ヒト幹細胞コスメには、際立ったリスクや副作用などの報告は現在のところありません。ただし、決められた使用方法を守らなかった場合、リスクの可能性は完全には否定できないため、あらかじめ使用方法をしっかり確認しましょう。

また、ヒト幹細胞コスメは他のコスメに比べ、高度な技術とコストがかかるので、価格が高いというデメリットがあります。相場価格は、ヒト幹細胞培養液の質や配合量によっても変わりますが、少量でも入っていれば相場より高くなりやすいでしょう。

美容クリニックでの幹細胞治療のリスク

美容クリニックで行なわれることがある自家幹細胞移植では、自分の幹細胞を培養して体内に戻すという方法をとるため、一般的には拒絶反応やアレルギー症状などのリスクは起こりにくいとされています。

ただし、稀なケースとして軽度の発熱や頭痛、腰痛などが出る場合もあります。また、現状のところ報告はありませんが、戻した細胞が影響し、ほかの病気を誘発してしまうようなリスクも無いとはいえません。

また、美容クリニックでの治療では、細胞の採取時や注入時に注射を用いるため、その針によって痛みや内出血をともなう場合があります。さらに、幹細胞を良質な状態で均一に作り出したり、維持したりすることは現状では難しく、効果には個人差があることも理解しておく必要があるでしょう。

幹細胞治療は現状においてはまだ新しい技術です。美容クリニックで幹細胞治療を受ける場合は、カウンセリングで担当医にしっかり相談し、不安を解消してから施術を受けましょう

幹細胞が「怪しい」と言われる理由

幹細胞は以下のような理由から、「怪しい」というイメージを持たれがちです。

  • 過去に誇大広告によって景品法事法による指摘が入ったエステサロンがあった
  • 幹細胞治療はまだ新しい医療なので、効果や安全性が確認されていないものも多い
  • 美容分野では基本的に自由診療で費用が高額
  • 拒絶反応やがん化などのリスクがゼロと言い切れない

幹細胞治療は美容分野では、新たなエイジングケア成分として期待されていますが、それゆえに不安を感じるのも無理はありません。

ヒト幹細胞と美肌の関係

ヒト幹細胞は、筋肉や皮膚、骨、更年期症状など、体と美肌の根本に必要な細胞に分化することがわかっています。そのため、年齢を重ねることで出てくる悩みに対する効果が期待されているのです。

ヒト幹細胞を使った美容治療では、幹細胞を培養する際にできる幹細胞培養上清液を点滴などによって注入するのが一般的です。それによって、以下のような効果が期待できます。

  • 新たなコラーゲンの生成
  • バリア機能を改善
  • 毛穴の引き締め
  • ターンオーバーの正常化
  • 皮脂の調整

これらが肌にもたらすとされているのは、しわ・たるみ・くすみ・毛穴の開きの改善、繰り返すニキビの改善、肌質の改善で、美容治療によって理想の肌に近付くことができるでしょう。

一方、ヒト幹細胞コスメには、ヒト脂肪細胞培養液が配合されており、通院せずに使用できるため、美容治療よりも気軽に試せるメリットがあります。また、ヒト幹細胞コスメの場合は、クリニックでの美容治療とは違い、ヒト幹細胞の有用成分を体内に直接注入するわけではありません。そのため、「ケアはしたいけど注射は怖い」と思っていたり、自由診療のため高額になりがちなクリニックには抵抗がありつつも「ヒト幹細胞によるケアが自分に合うか試してみたい」と考えたりしている方におすすめです。

ヒト幹細胞を使ったケアは一回だけでなく、一定期間続けることで効果を期待できるとされているので、自分に合った形のケア方法と予算を選んで試してみてください。

ヒト幹細胞コスメでおすすめできるのはステムボーテ

ヒト幹細胞コスメは、さまざまなブランドから出ています。なかでもおすすめなのは、「ステムボーテ」のスキンケアラインです。

ステムボーテのスキンケアラインの特徴として、「レミーステム」が採用されている点が挙げられます。

通常、ヒト幹細胞培養液を得るためには2次元培養方法が用いられます。この方法で得られた培養液は時間にともなって劣化しやすく、効能も安定しない点がデメリットです。一方、3次元培養技術を用いた方法で得た培養液である「レミーステム」は、時間が経過しても劣化しにくく、高い品質を維持できる特徴があります。

ステムボーテのローションはこのレミーステムのほか、ビタミンCも高濃度で配合しているため、うるおいと透明感に満ちた理想の肌を目指せるでしょう。

また、ステムボーテのブースタージェルにはアミノ酸が多く含まれています。アミノ酸は肌の水分を保って、肌をぷるぷるの状態にしてくれるので、肌を若々しく明るい印象に導く効果が期待できるでしょう。

これらブースタージェルローションの組み合わせでスキンケアすると、肌全体がみずみずしくうるおって、赤ちゃんのようにふわふわの肌へと導いてくれます。また、ステムボーテにはレミーステム入りのUVクリームもあります。

朝晩はレミーステム配合のスキンケア、日中はレミーステム入りのUVクリームで紫外線を防ぐことで、年齢を重ねることで気になる肌悩みへ徹底的にアプローチできるでしょう。

また、7~10日に一度のスペシャルケアとして、レミーステムを濃密配合したフェイシャルマスクの使用もおすすめです。

リスクを理解して新しい美容法を

ヒト幹細胞は、最近になって注目を集めている新しい美容法の一つです。

美容クリニックでヒト幹細胞の施術を受けたり、ヒト幹細胞コスメを試したりする際にはリスクをよく理解したうえで試してみてください。ヒト幹細胞コスメを試す場合は品質にこだわって作られているステムボーテのレミーステム配合アイテムがおすすめです。

ステムボーテは、2017年1月に日本で初めて全身に使えるローションの商品化に成功したパイオニア的存在のスキンケアブランドです。世界的に厳格とされている「化粧品基準GLP9項目」の認証を取得しています。

初めてヒト幹細胞コスメを使うなら、ぜひステムボーテをお試しください。先端美容のレミーステムの効果でいつまでもうるおって、もちもち肌を目指しましょう。

ステムボーテ
この記事の監修

西田恭之(にしだ たかゆき)

https://www.picuki.com/profile/dr.nishida

美容皮膚科医・消化器内科医・日本内科学会認定内科医。東海大学医学部医学科卒業。都内市中病院で初期研修後、消化器内科診療に従事。その後は人間ドックでの診療を続けながら恵比寿美容クリニック院長を経て、現在はMET BEAUTY CLINICにて診療に従事。